転職先の病院・医療機関の探し方

仕事探し

転職先はどうやって探したらいいんだろう?

 転職先を探すといっても立地,給与,勤務形態,福利厚生などさまざまな条件から総合的に検討することになるのですぐには決まらないと思います。また、入職にむけて面接までの流れについては、実際に経験しないとわからない点が多いと思います。

 今回の記事では転職までの一通りの流れを説明します。

自分で転職先を探す場合

 明確な転職希望先がすでに決まっている場合は関連病院であれば大学病院であれば医局長に相談することで、斡旋してもらえるでしょう。

 何らかの理由があって自分で就職先に直接アプローチをする場合は各病院・施設のホームページに採用情報へのリンクがあることが多いので、そこで現在の募集状況を確認してみてください。全く状況がわからないまま就職するのはリスクが高いので、1度は見学をしておいたほうがいいです。

医師転職サイトを利用する場合

 特に現時点で転職先が決まっていない場合には、自身で条件を設定して希望にあった病院・施設を探すことになります。

  • 勤務日:週○日勤務,研究日の有無
  • 時間外勤務:1ヶ月の平均当直・オンコール回数
  • 給与
  • 自宅からの通勤時間
  • 年次有給休暇
  • 福利厚生

何を優先するか、どの点は妥協できるかをきちんと決めておきましょう。

 転職をする際に医師転職支援サイトを利用することをおすすめします。特に常勤・非常勤での転職の際には担当者が丁寧に対応してくれます。自分の条件にあった医療機関を指定のエリアで細かく探したり、現在募集がない病院にアプローチをしてくれたりと恩恵は大きいです。自分も利用したことのある転職支援サイトをご紹介します。


民間医局

 メディカル・プリンシプル社が運営する大手サイトです。研修医向けのレジナビなども行っており、転職に興味が無い方でも聞き馴染みがあるのではないでしょうか。

 常勤・非常勤だけでなくスポットバイトの取り扱いも非常に多いことが特徴です。全国各所に支社があるため、地域に特化した転職先の検索もできます。まずはこのサイトを見て、どのような募集があるのかを確認することをおすすめします。

m3 CAREER AGENT

 エムスリーグループが運営している医師転職支援サイト。こちらも大手であり、取り扱い件数が多いことが特徴です。スポットバイト勤務の検索にも優れており、スマートフォン向けにアプリもあります。

 民間医局にもある機能ですが、転職先の検索の際に指定した駅から〇〇分以内での検索ができる点が便利です。通勤時間を考慮した転職先探しに向いています。

リクルートドクターズキャリア

 株式会社リクルートが医師向けに提供しているサイトです。サイトに掲載されている案件以外にも担当者とメールでやり取りすることで希望の地域の病院・施設をすべてを調べ上げたりと非常に丁寧に対応していただいたため個人的にオススメです。スポットバイトは取り扱いがないため常勤・非常勤での転職の際にご利用ください。

2つ以上のサイトに登録するのは問題ないですが、同医療機関に同時に複数アプローチしないように注意してください。

なぜ転職支援サイトは無償で仲介するのか?

 就職支援サイトは病院側から一定の仲介手数料を得ることで、医師と病院の橋渡しを行っています。案件が成立した場合には、その医師の年収の2~3割程度の仲介手数料をもらっているようです。そのため常勤・非常勤の仲介のみ行っていて、スポットバイトには対応していないサイトも多数存在します。

 転職する医師側にはデメリットはほとんどありませんので、転職支援サイトを有効に利用していきましょう。

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