美容脱毛のスポットバイト体験談

仕事探し

美容脱毛のアルバイトをよく募集で見かけます。報酬が1回で10万円超と比較的高額だったり、専門医どころか認定医の資格すら不要のようです。

皮膚科や形成外科医の募集かと思いきや、内科外科問わずに募集をかけているクリニックもありますよね

 今回はそんな美容脱毛クリニックのスポットバイトを実際に経験してきたので、紹介していきます。

美容脱毛バイトの概要

  • 10時、11時など遅めの始業時間 
  • 8時間前後の勤務時間(休憩1時間程度)
  • カルテはテンプレートに従って記載
  • 医師が脱毛に用いるレーザーの出力などの指示を出し、看護師が施術を行う
  • 1日患者数は20~30名前後
  • 客層は20-30歳代がほとんど

 勤務する会社によるとは思いますが、全国複数都市に展開しているグループは上記のような条件が多いのではないでしょうか。脱毛の種類もいくつかあり、光脱毛やニードル脱毛などありますが、今回は主流であるレーザー脱毛のスポットバイトを紹介します。

 1回あたりの報酬は全国で検索しても大差はない印象です。おおむね7~12万円の報酬で、勤務予定日が近いのに埋まっていない枠があると数万円値上げされます。

初回施術の際の注意点

 初回のレーザー脱毛施術の前には看護師が問診をします。また、施術による副作用については必ず細かな点まで説明をしたうえで同意を得ることが重要です。各社のマニュアルに従って対応すれば問題ないですが、代表的な副作用をいくつか紹介します。

  • 表皮熱傷
    レーザーの出力が強すぎたり、冷却が不十分な場合に起きる。
  • 硬毛化、増毛化
    レーザー脱毛により逆に毛が目立ってしまう現象。皮膚障害が出ない程度に同部位のレーザーの出力を上げて対応する。それでも脱毛効果が得られないときは、該当部位を避けて施術を行う。
  • 毛嚢炎
    毛根の部分に起きる皮膚感染症。クリンダマイシン、ゲンタマイシンなどの塗布。出現範囲が広範な場合は抗生剤内服を追加することもある。感染が長引く際には真菌感染の除外を。
  • その他の副作用
    蕁麻疹、接触性皮膚炎、色素沈着、肥厚性瘢痕

副作用は多岐にわたりますが、問診時にリスクが高い項目があれば施術自体を避けることが大事です。既往歴、内服薬などにより施術を避けなければいけない場合もありますので、必ず確認しましょう。

スポットバイトの感想

 基本的には看護師が施術をすることが多く、医師は処方や副作用出現時の診察、必要時に出力などの指示変更を行います。客層は若い方が多いですが、自由診療なので1コースで数十万円もかかることも珍しくありません。そのため、初回の施術前などはしっかり施術についての説明を行いましょう。

 看護師は若い方しかいません!もともと病棟勤務をしていたけれど様々な理由があって、この仕事に転職したという方が多いですね。自らの脱毛経験をもとに説明を行う看護師が多く、その点の説明はやはり上手だなと感心してしまいました。

 COVID-19の流行もあってか男性のヒゲ脱毛が非常に需要があるのが意外でした。マスクで顔が隠れるので、施術後の頬部・顎周囲の発赤が目立ちにくいためです。40歳以上の受診も増えており、さらに需要は増えるかもしれないです。

医師の通常業務とは大きく異なる為、やり甲斐を感じられるかという点は人それぞれです。個人的には月に1,2回程度やるには丁度いいバイトだと感じました。

参考になる書籍

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